会社情報

トップメッセージ

世間のニーズを的確に見極め、
社会インフラの充実に貢献できる
企業を目指します。


 コンドーテックは、お陰様で今年創業76年目を迎えることができました。これもひとえに、お客様、仕入先様、さらに社員ならびに株主様などステークホルダーの方々のご支援の賜物であり、厚く感謝申し上げます。 1947年の創業時、船舶・艤装品金物の製造から始まり、その製品を建築・土木の業界でも販売することで事業領域を広げていきました。そして、近年は電材や鉄道、農業、林業、さらに工場内の間接材などの分野にも活動の幅を広げています。 「私たちは未来を築く人材を育て、創意工夫と開拓の精神をもって企業活動を行うことにより、豊かな社会づくりに貢献します」という企業理念のもと、様々な業界に向けて製品・商品を提供し、社会インフラの充実に貢献することを目指してまいります。

商品調達力の強化

ロシアのウクライナ侵攻、新型コロナウィルスからの経済回復、そして円安などが重なり、あらゆる資材価格が上昇し、さらに工業用ガスや労務費、運賃などが上昇するなど製造コスト上昇が止まりません。価格だけでも大問題ですが、昨年の半導体ショックでは自動車が減産に追いやられるなど、製造したくても部品が揃わず製造できない事態が起きました。建築の世界でも、価格の高騰と相まって様々な資材が不足しそうな状況となっています。
コンドーテックでは、お客様の仕事の流れを断ち切らないように、商品調達力を強化し、ワンストップで品揃えができるように、在庫力も強化してまいります。

物流業界における2024年問題への対応

来年からは、トラックドライバーの労働時間についても制限が強まります。今までのように、遠隔地への期日までの配送が難しくなってきております。当社は全国に張り巡らせた営業所を大阪と北関東にある物流センターをハブ拠点とすることでスムーズに製品・商品をお届けできる体制を整えて参ります。特に、配送が難しくなってきた長尺物、異形物などをスムーズにお届けできるように注力して参ります。

軽量化ニーズへの対応

建築や土木の現場では、人手不足が深刻化する中、従事する方の年齢が高くなり、また女性の方の就業率も高くなってきています。そうした現場では、資材の軽量化のニーズが高まっており、このような新たな需要にも応えていく必要があります。当社製造部門では、軽量化した足場チェーン「カリーナ」を開発致しました。また、建築用ボルトも入数も減らし、一箱あたり20KG未満としました。さらに、アルミバタ角(アルぱか)、ハイテンクランプ、ハイテン・コンブレースと軽量化、省力化に資する製品・商品を次々とリリースしております。

メンテナンス需要への対応

少子高齢化となってきた日本では、新築需要は減っていく一方で老朽化してゆく既設の設備を上手にメンテナンスしながら使っていく時代となってきます。そうした現場で真っ先に必要となる足場需要に注力しています。当社では、2021年4月に設立した「日本足場ホールディングス株式会社」が中心となり、グループである足場施工会社3社を含む4社で協業し、全国の戸建住宅から大規模建築物、さらに橋梁などの土木案件までをカバーできる体制を整えています。

 2025年には、いよいよ大阪万博が始まります。創業の地である大阪にて開催される一大イベントが滞りなく開催されますように、様々な資材を提供することを通じてお役立ちできればと思っております。

代表取締役社長近藤 勝彦