吊り金具について

スリング(つり索)と荷物とを連結させるために欠かせない「吊り金具」も、コンドーテックでは豊富なバリエーションを備えております。連結金具として代表的なシャックルをはじめ、フックやリング、アイボルトやクランプなどについてご紹介いたします。

シャックル

シャックルは吊る対象のものの状態や吊り手の形状に応じて、本体形状やピン部の構造を考慮することが必要です。

取り付けるスリングの数
取り付けのときの作業性

振動でねじ緩みがある場合は、ボルト・ナット型を使ってね。

取り付け部の縁端距離が長い場合やフックが大きい場合
シャックルのサイズと使用荷重

JIS規格シャックルは4つの等級に分かれており、必要な使用荷重が大きくなれば、シャックルも重くなります。コンドーテックでは使用荷重が大きく、軽量化を図ったシャックルも取り揃えています。

超強力シャックルが一番軽くて使用荷重が大きいね

自在アイボルト

通常のJIS規格アイボルトでは横吊りが禁止されていますが、横吊りをしなければならない場合には、負荷方向に応じてリングが回転する自在アイボルトを使用をおすすめします。 自在アイボルトは、横吊りに対応するために高強度のボルトを使用しており、JISアイボルトよりも強度と耐久性に優れています。
コンドーテックでは、YOKEイエローポイント(台湾)をはじめとして各種自在アイボルトを取り揃えています。

JISアイボルトとの比較
横吊り可能

強力
YOKEキー付きアイポイント JIS型アイボルト
M12 2.0tf
(垂直吊りの使用荷重)
0.22tf
(垂直吊りの使用荷重)
サイズダウン
YOKEキー付きアイポイント JIS型アイボルト
M24 M64
使用荷重 8tf
(垂直吊りの使用荷重)
9tf
(垂直吊りの使用荷重)
重量 1.0kg 11.5kg

自在アイボルトを使うとサイズダウン可能だね!

吊りクランプ

吊りクランプは鋼板やH型鋼の鋼材をはさみ、運搬や吊り上げ、反転作業を行うための吊り金具です。吊り手が設けられていない荷物のつり上げに適しており、鋼材以外にもコンクリ―ト製品の吊り上げ運搬用の吊りクランプもあります。

フック・リング

1200℃まで加熱した材料を、片側の金型にのせたまま、もう一方の金型を圧縮空気によって急速度で落下させてプレスします(これを型打鍛造といいます)。このようにして素材を鍛錬することにより、非常に丈夫で正確な寸法のフックや丸リングが形成されます。素材を熱いうちに打てば、より強く より粘く およそ20%強度を増すことができます。

溶接製の丸リングでは強度が低く危険なため、吊り具への使用は出来るだけ避けてください。フックやリング等の吊り具に代表される重要保安部品は型打鍛造品が主流です。

KT 吊てんびん

重量を軽くし、吊り高さを短くしたことで運搬や持ち出しが容易に行える吊てんびんです。本体下部の吊り具はナイロンスリングやグラブフック等と交換も可能で、使用シーンに合わせることができます。

標準セット品内容

マスターリンク ×1  チェーン  ×1
カップリンク  ×6  シャックル ×4  環付フック   ×2